搬送装置とは…

横搬送においてはローラーコンベヤ、ベルトコンベヤ等のコンベヤ類が主流です。上下搬送においては、搬送する荷姿によりパレット垂直搬送機、ケース循環式垂直搬送機があります。また傾斜ベルトコンベヤやスパイラルコンベヤによる上下搬送方法もあります。

特徴・メリット

人の手を介さずにモノを目的の場所へ搬送できますので、時間短縮や労働力の削減が望めます。

コンベヤは固定設備になりますので、人やフォークリフトの動線を極力遮らないようなレイアウト設計が必要です。駆動コンベヤは電気工事や制御、搬送テストが発生しますので、意外とコスト高になります。
垂直搬送機は多層階物流センターの要と言える機器になります。入庫・出庫に関しての時間当たりの必要搬送物量をとらえて機器選定や導入台数を決定します。

機器・制御

  • ローラーコンベヤやベルトコンベヤが一般的ですが、パレットコンベヤや天井搬送するオーバーヘッドコンベヤがあります。
  • コンベヤ全体ラインとしては、合流制御、マージコンベヤ(高速合流)、スキュードコンベヤ(幅寄せ)、アキュームコンベヤ(プレッシャー防止)を組込みライン設計します。

導入検討時のPoint!

  • 搬送物条件
    搬送物条件(大きさ範囲、重さ範囲、商品底面状態、偏荷重等)によりコンベヤ機種・スペック選定とライン設計を行います。
  • 搬送能力
    下流の必要能力に応じて、上流へと能力設計していくのが基本です。
    例)ソーターで4000ケース/時間 必要であればその上流の合流制御も4000ケース/時間 必要。合流前の2ラインの能力は2000ケースずつで設計
  • 現場環境
    商品や結露で水滴が発生する場合はステンレス製の採用を検討します。
  • 防火区画
    防火区画を跨ってコンベヤ設置する場合、防火シャッターとの信号の取り合いが発生します。
  • コンベヤに流せない商品
    コンベヤにそのまま流せない商品はトレー等に載せて流すことができますが、流さない商品の運用を決めておく必要あります。

関連情報

納入事例

ローラーコンベヤ
/ベルトコンベヤ

合流制御

ピックトゥーベルトライン

ケース循環式垂直搬送機

パレット垂直搬送機