国分株式会社 K専用センター様

約11年前に導入した無線LANシステムをセンター稼動しながら、システムリニューアルを行う。

概要

平成6年に国分 K専用センター様は無線LANシステムを導入した。その当時は食品卸業界では画期的なシステムであった。既に11年という年月が経ち、サーバや無線端末の老朽化に伴い、システム一式のリニューアルを行った。

プロジェクト詳細

課題・ニーズ

このセンターは3PL様の社員が中心で庫内作業を行っており、生産性という意味では既に驚く程高いレベルのセンターである。センター見学された人に聞いたことがあるが、カートピッキングやフォークピッキングのスピードにはみんなが驚いていたという。これ以上作業生産性を上げることも大事だが、現状の事務作業や現場作業の負荷や問題点を改めて見直し、システム対応でいかに軽減できるかを検討した。

ご提案内容・解決策

現状、キャンペーン商品など出荷指示数を修正しなければならないことが日常としてあり、これが大きな作業負担と時間ロスにつながっていた。今回のシステム改善では出荷指示データの自動修正機能などシステム対応できる点は極力行った。また生産性向上という点では、ピッキング指示画面においてゾーン毎に色分けすることにより、フォーク作業者は色でゾーンの判断を行い、すぐにそのゾーンに移動できるようにした。またフォーク端末で、ピッキングの全体進捗をリアルタイムで表示できるようにして、フォーク作業者が自分の判断で他のゾーンに応援に入れるようにした。

導入内容・納入製品

  • 無線ハンディによる入荷検品、ピッキングカート・フォーク端末による格納指示、ピッキング指示、棚卸のシステム機能を導入している。
  • DBサーバ1台、無線通信PC2台、確定処理・進捗管理PC3台、レーザープリンタ2台 無線ハンディターミナル7台、無線フォーク端末9台、ピッキングカート10台

導入後の効果

無線方式も替わり、また画面も大型・カラー対応となり、現場の方からはレスポンス、見やすさ、操作性など、高い評価を頂いた。基本的にシステム仕様としては、以前の仕様を受け継いでリニューアルしたが、出荷指示数の自動修正などの機能を追加したことが事務作業や現場作業の改善に確実に繋がった。

カゴ車搬送コンベヤ

ピッキングカート

フォーク端末